Fly with me and you

こんにちは!オーストラリアとシンガポール、そしてオランダに留学している人間の生活記録です!

Trimester 2!どんな授業を取ってた?観光学って具体的に何を学ぶ?

こんにちは!Miyuです!

 

昨日、オーストラリアでの全ての授業が終了したことを簡単なブログでアップデートしました。今回はもっと詳しくどんな授業を取っていたのかについて書いていきたいと思います。

 

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観光学って何ぞや?

 

一応まだ読んでいない方のために私のトビタテの留学計画書(オーストトラリア編)を載せておきますね!私が何を学びに来たのか、これを通してどんな問題をどうやって解決したいのか等がバババっと書いてあります!

 

flywithmeyou.hatenadiary.jp

 

上のブログを読んでくださった方はわかると思うんですが、そうです!ざっくり言うと私はオーストラリア・ゴールドコーストにあるグリフィス大学(Griffith University)で観光学を勉強しています。

 

観光学ってなんぞやって言う話なんですが、これがまた説明が難しい。ありとあらゆる学問とリンクしているめちゃくちゃ幅広い学問なんです。

 

ちか友留学生活の動画の中でさらっと説明していたのでその動画で使ったイメージはこんな感じ👇(動画のリンクはブログの最後にあります!)

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(見返したら文化と宗教だけ謎に「〜学」入れてないや。ま、いっか。)

 

このイメージの通り観光学ってめちゃめちゃ幅広いんです。私はこのぜ〜んぶをやっているわけではなくて、特にマーケティングやマネジメントの分野にフォーカスしてやっています。

 

どんな授業取ってたの?

 

ということで、前置きがめちゃくちゃ長くなったけど

私が今学期履修していた3つの授業はこちら!!!ででーん!!!!

 

Destination Management

Event Business Development

Conference and Convention Management

 

ひとつひとつ見ていきたいと思います👀

 

Destination Managementは一言で言うと、「デスティネーション(国・地域)を観光地としてどうやってオペレーションしていくのか」について。最近様々な分野領域で挙がっている" Sustainability"もキーワードになってます。

 

イタリアのヴェネチアが良い例!

水の都として知られるヴェネチアは世界的に人気な観光地であり年約2000万人以上の観光客が訪れています。ちなみに人口はたったの約27万人なので人口の74倍もの観光客を東京23区より小さい(約2/3の大きさ)都市が受け入れているんです。そりゃカオスになる。地元民の彼らにとって、そこはもちろん観光地ではなくて彼らの住んでいる場所、生活している場所。でもキャパを超えた数の観光客によって彼らの生活はままならないものになっているんです。こういう状態のことをOvertourismと言うんですが、それによる影響は甚大。街は常に混雑、生活環境は破壊され、ヴェネチアは彼らが落ち着いて生活のできる場所から観光客のためだけの観光地に変化していってるんです...。地元民はanti-tourismのデモをしているほど!そんな状態を防ぐまたは改善するために必要なのがデスティネーションマネジメントなんです!

 

持続可能な(Sustainability)で地元民も観光客も満足できるデスティネーションにするためにはどんな政策や戦略を取らなければいけないのか?ということを考えます。

 

実際にヴェネチアは訪れた観光客が必ず払わなくてはいけない訪問税というものがあるんですが、それもDestination Managementのひとつだと言えます。

 

この授業はグループプロジェクトベースで進んでいったのですが、まさに私のグループが選んだデスティネーションがヴェネチアでした。1学期を通してヴェネチアについてリサーチ、分析をして最終的に自分たちで新たなデスティネーションマネジメントプランを提出しました。ちなみに88%のマークがもらえて1番高い成績のHigh distinctionをゲットできました✌️合計29ページもヴェネチアに関するあらゆることについて書いたのでもうヴェネチアのプロと呼んでほしい...(真顔)

 

(ちなみに来年帰国後にヴェネチア行く予定です〜〜〜〜〜!わ〜い!)

 

教授から与えられた観光都市の中からグループごとに1つ選んだんですが、ヴェネチアの他には上海・京都・ウェリントン・ドバイ・バルセロナがありました。

 

日本の観光はやっとマーケティングに手をつけたばかりで、今は観光客数を増やそう!観光消費額を増やそう!という点ばかりに目がいっている感じ。それは良いことではあるんですけど、マーケティングと同時にマネジメントにも目を向けていかないとヴェネチアのように生活環境そして文化や遺産の破壊等に繋がってしまう可能性が否めない😬

 

正直京都は既にOvertourismの予兆アリという感じ。だからこそ今回の授業でも課題の候補地の一つとして挙げられていたんだと思います。

 

Event Business Developmentはその名の通りで、イベントの企画運営についてです。3〜4人グループで新たなイベントを企画するというプロジェクトでピッチプレゼンテーションを行い、最終的にはイベントにビジネスプランを作成しました。ビジネスプランでは、大きく分けてマーケティングファイナンス・ヒューマンリソース・オペレーションの4つのセクションがあり全体では約50個ものパートがありました...(白目)最終的には合計50ページ以上のビジネスプランができました(笑)

 

What is your event concept and vision? Target market? SWOT analysis?How about competitor analysis and what is your USP? How will you engage with the market?

 

What is your budget? Who is your sponsor? How will you fund start-up costs? Profit & Loss Statement? Cash Flow Projection? How will you measure financial performance?

 

What are the logistical requirements? What infrastructure and equipment will you need? How about customer service? What is economical, social, environmental, community benefits? How will you make it sustainable? What is legal and regulatory requirement? Operational risk management?

 

What is business structure? Roles of key personnel? Will you hire consultants, sub-contractors, and volunteers? What would you do it you can't get enough volunteers? Staff and volunteer training? ............etc

 

これでも一部なんですが、こんな感じでビジネスプランに含まなければいけないコンテンツが大量にあって正直めちゃくちゃきつかった.......!!!!!けどその分実際にイベントを企画運営する際に考えなければいけないことや流れをリアルにイメージすることができたので良かったです!規模に関わらずイベントを運営するってすごいことなんだなとひしひしと感じました😩

 

実は日本の大学でEvent Managentっていう同じような内容の授業を既に履修していて、そこでもやっぱりグループになってイベントの企画をしていたんですが、ぜんっぜんこんなdetailまでやらなかった........。(小声)特にlegal requirementとかそういう系は全く触れなかったので、実際にイベント企画するってなってもあれだけじゃ足りなさすぎるなという感じ..........。

 

 

Conference and Convention Managementもその名の通り、カンファレンスの企画運営MICEって聞いたことあると思うんですけどそれについてです!!!(雑)

(MICEはMeeting・Incentive Trip・Conference (Convention), Eventの略。)

 

MICEは観光産業でもかなり重要なエリアなんです。なぜかというと経済効果がとてつもなく大きいから。今年G20のサミットが大阪で開催されたのを覚えていますか?各国の首脳が日本・大阪に集まって会議をしたわけですけど、もちろん彼らが一人でピューーンと大阪にやってきたわけではなく、そこには何十何百人の関係者も一緒にやってくるわけです。彼らはいわゆるVIPなのでお高いホテルに滞在しそこでお高い美味しいご飯を食べついでに周辺地観光もする。つまり短い期間で一般の観光客とは比べ物にならないほどの莫大なお金が落とされる!そんなこんなでMICEは観光産業の中でも最近かなり重要視されているんです👀

 

この授業ではグループでAssociation conferenceかIncentive tripのどちらかを企画するというプロジェクトでした!Event Business Developmentのイベントじゃなくてカンファレンスバージョンだと思ってもらえれば良いです!

 

じゃあIncentive tripってなんなの?トリップ?旅行じゃないの?って思う方がいると思うんですけど、いわゆる社員旅行みたいなものです。普通の旅行と違うのはIncentive tripでは会社が社員のために全ての旅費を払うという点。それに加えて、旅行の目的も違います。彼らはただ遊びに来たわけではなくて、ワークショップがあったりゲストスピーカーを招いてパネルデスカッションを行ったりします。Incentive tripを通して社員の会社や製品の理解を深めたり新たな市場について学んだりすることも重要な目的になります。あ、でももちろんがっつり観光もします!!!社員の仕事に対するモチベアップ的な目的も含んでいるので!!!(笑)

 

私のグループは中国のヘルスプロダクトを扱っている会社の社員300人に向けてシドニーでの3泊4日のIncentive tripを企画しました。会社のビジョンやブランドに合わせてitineraryを考えるのが普通の旅行計画とは少し違って面白かったです!そして何よりIncentive tripは会社が全ての旅費を払うのであまり予算を気にすることなくバンバン高級ホテル高級レストランをitineraryに入れられたのが快感でした(笑)

 

 

はい!!なんかすごい長くなっちゃったけど私は今学期こんなことを学んでいました!!!!

 

どうでしたか?これは観光学のほんの一部の分野領域ですが、なんとなくどんなことを学ぶのか具体的なイメージができましたか....?(できてたら嬉しいです!!)

 

最後に

 

前学期も大変だったけど、今学期の方が何倍も重くて大変だった!でも自分が学びたかったことがピンポイントでしかも実践的に学ぶことができてめちゃくちゃ楽しかった!!

 

留学してる途中、大学留学する意味はあったのかな?1年間全部インターンにした方が良かったのかな?ってオーストラリアの大学で8ヶ月観光学を学ぶっていう自分の決断に自信がなくなった時もたまにあったんだけど、授業が全部終わった今、大学来て良かった〜〜〜と思えてることが何よりも嬉しい!特に今学期履修したこの3つの授業のおかげで今こう思えてると思う!!

 

正直、日本の大学で学んだ2年間で何を学んだ?って言われてもボヤ〜〜っとしてて答えられないけどこの8ヶ月間は自信を持ってこれを学んだって言えると思うし、今までの2年間よりもこの8ヶ月間の方が確実に学問の面で濃かった!(笑)

 

まあでもこの8ヶ月間で学べたっていうことよりもこれから自分がどうやってそれをアプライしていくかの方が圧倒的に大事だし、なんならそれができなかったらただの自己満で頭でっかちな人間になって終わるだけだからもっと頑張らないと〜

 

そんでもって、来月からのシンガポールでのインターンや将来どこかで働くときにもう一度「やっぱりオーストラリアで8ヶ月間学んで良かったな〜!」と思えたら良いな〜

 

オーストラリア留学終わりました〜的な雰囲気すごい醸し出してるけど、しっかりfinal examがまだ残ってます🥰わ〜〜〜地獄である🥰(勉強するのは好きだけどテストは大嫌い)

 

シンガポールまで残り25日!!!

最後の最後までたくさん勉強してたくさん遊んでオーストラリア満喫します〜!

 

 

 

上で紹介したちか友留学生活の動画👇

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